ソフトウェア設計及び演習2017

ものと操作の洗い出し

ものと操作の洗い出し

テーマ説明書(簡易企画書)を,プログラムを作る立場で読み直し,「もの」と「操作」を確定する.

  • 名詞を書き出す
    • 「もの」や概念を表しているはず
    • 「もの」の中に含まれるほかの「もの」
      • 自明な「もの」になるまで繰り返す
      • 入れ子構造の絵を描く
    • 暗黙に想定されている「もの」を忘れずに
      • フィールドとか背景とか
  • 動詞を書き出す
    • 動きや変化,操作,処理
    • 能動的が適切か,受動的か
    • ものや概念を実現するための操作や処理が全て書き出されているか
    • 主語や目的語のない操作や処理はないか? ものが省略されていないか?
  • ものと操作をまとめて考える
    • どう使うかとどう作るかを別々に考えられる
  • 形容詞や副詞
    • 数値で表せるか?
  • ものや操作の(依存)関係を描く,認識する

一例

「ことだまonSqueak」から転載.これが「良い例」ということではないので注意すること.(あくまでも参考程度に)

この例では,暗黙定義の「フィールド」などが不足していることも理解しよう.


最終更新日:2017/04/20 11:25:01