ソフトウェア設計及び演習2015

プロトタイピング

出典: Wikipedia

プロトタイピング(Prototyping)とは

  • 実働するモデル(プロトタイプ)を早期に製作する手法およびその過程

目的

  • 設計を様々な観点から検証するためだったり,
  • 機能やアイデアを形にすることでユーザーから早めにフィードバックを得るため
  • ほかにも様々

プロトタイピングと開発過程

  • システム設計工程の一部として組み込まれることも多く,それによってプロジェクトのリスクと費用を低減させる.
  • 反復型開発では1つ以上のプロトタイプが作られ,欠陥や問題が徐々に解決されていく.
  • プロトタイプの改善が十分なされ,機能/堅牢性/製造の容易さといった設計目標に達したとき,製品としての製造が可能となる.

プロトタイピング・モデル

ソフトウェア開発工程のモデルの1つ

  • 要求を集め,
  • プロトタイピングを行い,
  • ユーザーがそれを検証する.

目的

  • エンドユーザーは何が必要か明確に意識していないことが多く,
  • 要求分析フェーズで明確な要求や目的を開発者に伝えられないことがある.
  • このためにプロトタイプが使われる.

サイクル

  • ユーザーから聞き出すところから始まり,
  • それに基づいてプロトタイプが作られ,
  • ユーザーがプロトタイプを検証した後,
  • そのフィードバックに基づいて新たなプロトタイプが作られ,
  • 再度ユーザーがその検証を行う.


最終更新日:2015/03/05 10:01:24