2018 ソフトウェア設計及び演習用の班Wiki

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・冒頭 ■■の独白から始まる。 「堕チロ...全部堕チテシマエ!!」

主人公は岩手大学の大学3年生。どこにでもいるような普通の理工系の男子である。名前は...山本 秀。日付は8/31。うだるような暑さの中、山本は前期の成績を確認するために一人で端末室へ向かう。普段と変わらない光景。院生とおぼしき人物と何回かすれ違ったのち、ICT端末室にたどり着く。額の汗をぬぐいながら山本はPCを起動し、しばしの休息をとる。何回かの動作後、山本はアイフォリオで自分の成績を確認しようとブラウザを立ち上げた。山本はとりわけ不安な教科もなく、夏休み前に行われた期末テストでも単位を落とさないくらいには回答出来ていた。そう、何も問題はないのだ。彼はそう確信していた。 しかし、彼に待っていたのはありえない現実であった。アイフォリオの成績表に表示された彼の成績は全てが「不可」で埋められていた。ただ一つの良もなければ、可も存在しないまさに救済が介在する余地のない悪夢の光景。

「ど、どうなってんだよこれ...。なんかの間違いだよな? くそ!ふざけやがって!何が起こってんだよ!!」

受け入れがたい現実に思わず声を上げながら立ち上がる山本。しかし、

・暗転
突然端末室が暗闇に飲み込まれる。同時に山本は激しい睡魔に襲われる。 「なんだ?急に眠く..。」 強烈な眠気に耐えられなくなった山本はその場で突っ伏して深い眠りについてしまう。

目が覚めると右手には木の棒が握られていた。奥深くから呼び声が聞こえる。

「タスケテ……タスケテ……」
足取りもおぼろげに、山本は声のする方へ向かう。それが地獄への片道切符とも知らずに。


最終更新日:2018/08/10 16:21:23