講義の進め方
目的
本授業では,コンピュータを用いたプログラミングに関する基本的な技術を習得し,更に,プログラミングを行う上での基本的ツール(エディタ,コンパイラ等)の使い方を身につけることを目的とする.プログラム言語としては C 言語を用いる.
到達目標
- C 言語を用いた簡単なプログラミングを自力で行えるようになること
- プログラム開発に必要な基本ツール(エディタ,コンパイラ)を自在に使えるようになること
授業の概要
初めにプログラムやアルゴリズムの意味について学び,その後,C 言語の初級プログラミング技術を順に習得していく.最終的には,応用プログラムを自作し,自己のプログラミング技術を高める.
授業の形式
毎回,講義を受け,その後各自で実習を行う.
教室外学習
重要
講義時間内の実習だけでは時間が不足するため,空き時間を活用し,テキストの演習課題を自主的に進めること.
本科目の実施の流れ
具体的な手順
以下の手順に従って授業を進めること。すべての工程を確実に行うことで、最終的な理解度チェックと単位取得に繋がる。
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授業の受講と演習課題の確認
- 各回の授業で、教科書や配布資料に基づいた内容を解説する
- 授業中に紹介される演習課題をよく確認し、内容を理解した上で、次のステップへ進むこと
- 分からない点はその場で質問するか、授業後にWebClass掲示板などを通じて教職員に確認すること
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教科書のプログラム例の入力・実行
- 教材や配布資料に対応したプログラム例を、実際にエディタで入力し、自分の手で実行して確認すること
- 実行結果を確認しながら、プログラムの構造・動作・エラーへの対処方法を習得すること
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教科書の練習問題への取り組み
- 教科書に掲載されている練習問題に取り組み、基本的な文法やロジックを確認すること
- 間違えた箇所や分からなかった点は、教材や掲示板、過去のソースコードを見返して理解を深めること
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演習課題への取り組み
- 演習課題は授業の理解度を深めるための重要なステップである
- 自分で設計し、正しい構文・処理の流れを考えてからプログラミングを開始すること
- 期末までにすべての課題に取り組み、提出を完了する必要がある
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オンラインジャッジシステムへの提出と判定
- 自作したソースコードを、コンパイルして正しく動作することを確認した上で、オンラインジャッジシステムに提出すること
- 提出プログラムには、各演習課題に記載されている「チェックポイント」に対する回答を、コメント文として必ず記載すること
- ジャッジシステムがプログラムの正誤を自動的に判定する
- 誤判定された場合はプログラムにミスがあるため、修正して再提出すること。再提出の回数に制限はない
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教職員・TA による理解度チェック
- ジャッジシステムで正解していない場合は、チェックを受けることはできない
- プログラム例・練習問題のチェックでは、内容の理解度やプログラムの構造について口頭確認やソースコード確認が行われる
- 演習課題の理解度チェックでは、ジャッジシステムに提出されたソースコードを基に、教職員または TA がチェックを実施する
- 指定された期限までにすべてのチェックに合格しない場合は減点対象となるので、スケジュールに注意して取り組むこと
- チェック日に欠席する場合は、必ず後日演習課題に取り組み、理解度チェックを完了させること(遅延理由により配慮されることがあるが、事前・事後の連絡が必要である)
学生同士のコミュニケーションについて
- WebClass 掲示板にて匿名で交流可能(ただし教職員・TA には投稿者が表示されます)
- 問題解決を目的とした交流は可、ただし演習課題の解答共有は禁止
- ソースコードの掲示は不可
教職員への質問について
- 学生同士で解決困難な場合は WebClass の掲示板を利用(匿名投稿可、コード記載不可)
期末テスト
- 最終日に実施
- 持ち込み可:学生証、筆記用具
- 単位認定条件:
- すべての理解度チェックに合格
- 期末テストに合格
重要
1の条件を満たさない場合、テストの採点は行わない
注意事項
注意
- 宿題が多いため、講義前に演習に取り組むこと
- やり残した課題や小テストは再挑戦可能、期末までに完了必須
状況の把握
- 進捗状況はオンラインジャッジシステムで確認可能
時間と理解度チェックについて
時間配分(通常回)
時間 | 内容 |
---|---|
13:00~14:00 | 講義および演習 |
14:00~16:30 | 教職員による理解度チェック(期末日は14:30~) |
14:30~17:30 | TA によるチェック |
理解度チェックの受け方と質問方法
- チャットシステムのマニュアルを参照
- 質問は WebClass 掲示板で随時可能
自主学習のポイント
C言語の理解を深めるためには、単に講義を聞くだけでなく、自分の手でコードを書き、実行して結果を確認することが非常に重要である。分からないことがあれば、すぐに質問することを心がけること。
学習プロセス図
graph TD
A[講義受講] --> B[プログラム例の入力・実行]
B --> C[練習問題への取り組み]
C --> D[演習課題への取り組み]
D --> E[オンラインジャッジシステムへの提出]
E --> F[理解度チェック受験]
F --> G[期末テスト]