演習ガイド
演習
演習の目的
ソフトウェアの開発プロセスを経験する!
- 自分たちが興味を持てて,実現可能な問題の設定を行う.
- ソフトウェアの設計を行う(どうやって実現するか? できそうか?)
- 仕様,インタフェースと部品(モジュール)分けの大切さを学ぶ.
- 設計したものを実際に作る(プログラム化).
- グループでの作業に慣れる.
ソフトウェア開発ってどんなことなのかを体験する(プログラミングはソフトウェア開発のごく一部でしかない).
演習の方針
- 4〜6人程度のグループでやりたいこと(半年程度でできること)を決める.
簡単すぎるものはNG
です!
- グループでのソフトウェア設計および製作(班長,副班長を決めて)
-
テーマ,やり方等,班の中で合意を得て取り組みましょう.
-
100%完成しなくてもいいから,自分達なりに考え,体験してください.
- 失敗して,反省して,成長することが本講義の目的です.
講義する(予定の)こと
- 演習時間中は,プログラム開発の方法や,そのために必要な知識,プログラミングについて講義します.
- HTML(と少しだけCSS),JavaScriptなどの基本プログラミング
- 画像やスプライトなどの表示,アニメーション
- 時間やイベントを扱うプログラム
- デバッガ
- 時間が足りないので,プログラム作りは授業以外の空いている時間を利用しましょう!
プログラミングに関して
- モジュール化とインタフェースを積極的に使うこと.
- 言語,ライブラリについて理解すること.
- Ubuntu の 作業環境をよくすること
- プログラミングのための道具を積極的に理解・活用すること.
- 期待通りに動いているかどうか,デバッグやテストの方法を考え,慣れること.
- 「より良くする」ことを厭わないこと.プログラミングの経験から計画変更できるように.
- HTML と JavaScript に慣れること.
提出物
提出物1: 以下のものを班wikiに記載していきましょう.
- 簡易企画書
- テーマ(タイトル,キャッチコピー)
- 概要
- 対象者
- 画面イメージなど
- 要求仕様書
- 外部仕様書(使う側から見た,概観)
- 外部仕様に含まれる「もの」と「操作」
- 部品(モジュール)分けと処理の流れ
- モジュール毎の仕様(使い方,インタフェース)
- モジュール内部の仕様も(モジュールの実現方法)
提出物2: 以下のものを Giblab に登録しましょう.
- 作成したプログラム
- ドキュメント
こころがけ
- 記録(班Wikiを積極的に使いましょう!)
- どんどんWikiに書き溜めてください.
- 分からないエラーが出たとき
- 使えそうな情報を見つけたとき
- 内容の間違いに気づいたとき
- どんどんWikiに書き溜めてください.
- 自分で調べる ← 非常に重要!!
- WebやWikiの検索などを駆使して,自分のプログラムしたい事を自分で調べてください.
- 先生もTAも,みなさんの知りたいことを知っているというわけではありません.むしろ,みなさんが知りたいこと知らないことがほとんどです.なぜなら,みなさんが作ろうとしているものは,他の誰も作ったことがないのですから.
- 以下の能力を養っていきましょう.
- 検索した文章が読める能力
- マニュアルが読める能力
- ソースプログラムが読める能力
- 班員とは積極的にコミュニケーションを取りましょう.独りで抱えてはダメです.
- 演習以外の時間にもプログラミングしましょう.見合う何かが得られます.