インタフェースの変更
モジュールを分担して作成している作業中は,インタフェースを変更せざるを得ない事態も当然,発生します.
モジュール(オブジェクト)のメソッドを修正した場合
そのモジュールを実際に利用している側のソースプログラムを,すべて書き換える必要があります.
注意
JavaScript応用編の関数セクションで記載したように,メソッド呼び出し時の引数チェックは一切行われません!ので,上記の書き換えを忘れてしまうと,不具合に気づくまでに相当の時間を要するかもしれません!
班員との密なコミュニケーションが重要,ということです.変更内容は,必ず他のメンバーに知らせてください.また,ソースファイルにも,変更を書き残しておいた方がよいでしょう.
インタフェース変更に関する注意点
メソッドの名称そのものの変更
- 他モジュールからアクセスしている場合,影響がありますが,古い名前のままアクセスされてもエラーになりません!
- そのため,実行結果がおかしくなる可能性大です.
引数名の変更
- 他モジュールには特に影響はないはずです.
引数の「型」の変更
- 他モジュールへの影響があります.しかも,見つけにくいです.
- 他の例と同様にJavaScriptでは呼び出し時の引数チェックが行われませんので,実行結果がおかしくなる可能性があります.
オブジェクトプロパティの追加
- 食い違いは発見できませんが,他への影響は少ないはずです.
プロパティの名称変更
- 他モジュールへの影響があります.
- ただし,古い名前でアクセスされた場合はエラーになるはずですので,他のケースよりは問題が少ないかもしれません