テーマ説明(簡易企画書)
簡易企画書を作る
班員全員で内容を検討し,説明を紙に書いて 班Wiki@ にまとめて下さい.
- この内容に基づいて,プログラム化に向けた詳細化を進めていきます
- 的確に,かつ内容が分かるようなものにして下さい
- 作るものにもよりますが,プログラムが動いているときの画面を想像して描いて見るといいでしょう.
- その絵にいろいろコメントを書き込んで下さい.
- 絵とかは最初,紙に描いた方がいいです.
一例
以下は「ことだまonSqueakで学ぶ論理思考とプログラミング(イーテキスト研究所)」より拝借
以下の事項に特に気をつけましょう.
- 重要なポイントがちゃんと書かれていますか? 細かすぎませんか?
- 画面イメージだけで概要が掴めますか?(余計なものを書いていませんか? 大切なものが抜けていませんか?)
- 企画書はあくまでもアイデアを具体的な形として表現するためのものであって,細かい仕様を決めるためのものではありません!(細かい仕様は「仕様書」に書きます)
過去の例
- ココを参考にしてみましょう
- 端末室後方の本棚に並んでいる「過去の班袋」も自由に覗いてみてください.
- ただし,使ったらちゃんと元に戻しましょう
テーマ説明を書く意味
ソフトウェアへの要求を書きます
- 自分たちのやりたいことをはっきりさせ,
- 全員が同じイメージを持つことが重要です.
- やりたいことに含まれている「もの」や「機能」を洗い出しましょう.
このテーマ説明(簡易企画書)の内容をもとにして,プログラム化に向けた詳細化を行います.つまり,要求から実現方法を取り出す,のです.
テーマ説明をつくるにあたり
どうすればやりたいことが書けるのか,みんなで考えてください.
やりたいことを明確にするために
- 今までどうしていたか?
- 自分一人の場合
- 複数の人の場合
- プログラムを作るにあたり特殊なことはあるか?
- どんな決めごとをしていかなければならないか?
ワンポイント
似たようなものがあれば,参考にするのがいいかもしれません.ただ,その場合でも,最初は自分たちで考えて,あとから参考にするのがいいと思います.自分のデザイン(設計)能力の開発のためには相応の苦労も必要です.
- プロセスを経験することが大切です.
- 万能な方法はおそらくありません.経験すること,自分で考えることが大切です.
- まずはブレインストーミング(brain storming)から始めてみましょう
KJ法
たとえば,KJ法という方法があります.これは文化人類学者である元東工大教授の川喜田二郎先生が考案した技法(イニシャルをとって"KJ法")で,ソフトウェアの設計方法ではありませんが,良いアイディア収束技法の一つです.
ボトムアップに抽象化して,トップダウンに検証していくやり方です.
- やりたいことに関連すると思われることを,小さなカードに書き出します.
- 出尽くすまで,書き出します.
- カードを机の上に広げ,関連すると思われるものをまとめて,タイトルをつけます
- カードをまとめたもの同士でも,関連付けを行います.これを続けて構造を作っていきます.
トップダウン
- 今度は,まとめたカードを広げます.
- これらを見て,タイトルは適切か,ほかにまとめる方法はないか,検証します.
- 検証を進めつつ,構造を再認識していきます
次にやることは
テーマ説明がある程度出来上がった班は,
などに進んでください.