初心者用 R 言語講座演習ノート
12.グラフの作成
14. その他のコマンドや関数
R でよく使う関数をいくつか挙げておきましょう。
14.1 使い方
- help(関数)で関数の詳しい使い方が表示されます。
14.2 変数と属性
- ls()または objects()で現在定義されている変数が表示されます。
- class(変数)または mode(変数)でオブジェクトの型(例えば変数が数値な のか、文字なのか、リストなのか、行列かなど)を知ることができます。
- attributes(変数)で定義されている属性がリストで返ってきます。
14.3 apply 系関数
- apply を使うと、行列の各行または各列に対して同じ処理を繰り返し、結果をベクトル で受け取ることができます(5. 簡単な行列の作成と演算参照)。
- sapply を使うと、ベクトルの要素 1 つ 1 つを与えられた関数に入力し、出力結果を 1 つ 1 つ含んだベクトルとして得ることができます
func1_sub <- function(elm){ # スカラーelem に対する関数の定義 if(-1 <= elm & elm <= 1) { return (1) } else { return (0) } } func1 <- function(x) { # ベクトル x を入力とする関数 return(sapply(x, func1_sub)) }
14.4 図の作成
curve 関数で関数のグラフを作成できます。詳しくは help を参照して下 さい。
例:
curve(dnorm, -7, +7) # 正規分布の描画 curve(cos(x)+cos(2*x), -2*pi, 2*pi, 1000, add=T) # 1000はプロット数 curve(func1, -3, 3, add=T) # 14.3apply系関数で定義した関数